コラム「森のおさんぽ」
2012.04
シダレザクラ

桜の花が咲き、寒くて縮こまっていた冬とお別れし、色々なものがぐんぐん伸びてきます。信州では場所によってGWでも桜を楽しめます。
そして信州の古い集落には点々と桜の古木があるのも魅力です。樹齢200年を越えるような古木にはシダレザクラが多いです。そしてその根元には何かしらの石碑があることが多いです。農耕や荷物運搬に使われた牛馬を供養する馬頭観音だったり、60年に一度の庚申の年に長寿を願って建てられる庚申塔だったり、先祖代々のお墓だったり・・
信州の凍てつく冬が終わり、春とともに美しい花を咲かせる桜には、巡る命の不思議さを感じてきたのではないでしょうか。
今年もまた何百年と繰り返す桜の花が咲いています。
2012.03
雪国の猿

少し前ですが、雪の森でサルの群れに出会いました。
サルたちは木の皮や冬芽、ササの葉などを一生懸命食べていました。
体は暖かそうな毛皮に覆われているにしても、靴も手袋(?)も無く、こんなものを食べて冬をしのいでいるのですね。
暖かいストーブ、温かいごはん、温かいお風呂、明るい照明、にぎやかなテレビ・・
なんだか自分の家の暖かさが申し訳なく思えてきます。
山の木々が芽吹くまで、あともう少し・・
2012.02
繭倉

養蚕が盛んだった信州では、繭を入れておくために建てられた繭倉が今でも残っています。その一つを覗かせてもらいました。
3階建てだった蔵は、3階の床を取り払って、2階から立派な梁や蔵の作りが見えるようになっていました。梁はアカマツで釘を使わず組み上げてあります。この梁にとどくほどたくさんの繭が近隣から集められたそうです。
今では、おしゃれなブティックやレストラン、カフェとして使われたりしていて、魅力的な町作りに一役かっています。
2012.01
宮島 大鳥居

安芸の宮島、大鳥居の主柱は根元の周囲10mもあるクスノキだそうです。
お正月、岡山の実家へ帰省したついでに少し足をのばして、NHK大河ドラマでも話題の宮島へ行ってきました(理事長の実家は広島でしたね)。
厳島神社の雅な社殿もみごとでしたが、やっぱり大鳥居!!
穏やかな瀬戸内の海に朱塗りの鳥居が映ってうつくしい。これだけ景観にインパクトのある木造のものってそう無いのではないでしょうか?
現在8代目の鳥居で、約100年くらいで立て替えだそうです。そろそろ建て替え時期なのだそうですが、今では主柱となるクスノキがなかなか見つからないそうです。